F3B(競技)?

 ここでいう「F3B」というのはFAI(Federation Aeronautique International =国際航空連盟)で定められたマルチタスクサーマルソアリンググライダーというカテゴリーのことです。
 F3B競技規則は世界共通で最終的には2年ごとに開催される「世界選手権」を目指して競い合います。日本語の競技規則は「日本模型航空連盟RCグライダー委員会公式サイト」にあります。
 F3B競技は、1人ではできません。競技規則には助手は4人まで持てるということになっていますが、競技会に出場する場合には発航の際、最低でも「機体ホルダー」、「ウインチマン」、「リトリーバ」の3名が必要となります。また、競技中も助言、時間の管理、指定点までの案内、再発航の準備等で助手は必要となります。ということで競技をするにはどこかのクラブ(チーム)に所属することになります。
 F3B競技は、マルチタスクということで1つの機体で「滞空」(タスクA)、「距離」(タスクB)、「速度」(タスクC)の3つの競技を行います。自然相手の競技ですので次のように競技を行います。
 「滞空競技」(タスクA)は主催者が決定する数人が同時に(12分の作業時間内に)10分間の滞空と指定点着陸を行い、滞空(曳航索から離れた瞬間から地上で模型が停止するまでの)時間10分0秒が600点、誤差1秒につき1点減点、指定点着陸1m以内100点、誤差1mにつき5点減点(15m以内30点まで)の素点をそのグループの最高得点者の素点で割り、1000分率化した点数が自分のこのタスクの得点になります。
 「距離競技」(タスクB)は主催者が決定する数人が同時に(7分の作業時間内に)、4分間に競技者の前の仮想面(A面)と150m風上にある仮想面(B面)を往復飛行し、完全に飛行した片道の回数(ラップ数)が素点となり、タスクA同様、そのグループの最高得点者の素点で割り、1000分率化した点数が自分のこのタスクの得点になります。以上の2つのタスクは作業時間内であれば、何回でも「リランチ(再発航)」できます。
 「速度競技」(タスクC)は主催者が決定する順番により4分の作業時間内に競技者の前の仮想面(A面)と150m風上にある仮想面(B面)を2往復(4ラップ)飛行した時間が素点となり、最速の競技者の素点を自分の素点で割り、1000分率化した点数が自分のこのタスクの得点になります。タスクも作業時間内であれば、何回でも「リランチ(再発航)」できますが、計測コースに入った時点でやり直しはできなくなります。
 この3つのタスクを1ラウンドとして競技を進めていきます。ラウンド中は機体を変えることはできませんが、錘(バラスト)を入れて機体の特性を変えることは許されています。
 平成15年度の日本選手権は岡山県笠岡市で開催されましたが、競技進行は例年どおり1日目ABCCB、2日目AABCと3ラウンド行われました。

2003/05/15 miyakawa_f3b