2M競技の勧め

競技内容  現在、上里で行われている全日本2M大会の競技は7分間の滞空と指定点着陸のタスクAと150m6ラップ(3往復)のタイムを競うタスクDの2種目を2〜3ラウンド行い、その合計点で順位を決定しています。
2003年 第10回全日本2M大会
優勝(中央):青木さん(OD鳥居さん)
2位(左):中村幹夫さん(ダッセル2M)
3位(右):藤沼さん(ダッセル2M)
使用機材  ウインチは通常のF3B用をほとんどの人が使用していて、曳航索はクイック製の30号を使用しています。以前からF3B機ほど空気をはらまないのであまり加減をしなくても大丈夫といわれていて結構ギンギンに巻いていますが、細い索になり速度が上がったので、それにつれテンションも上がり、一寸かわいそうな感じがするくらい翼がたわんでいる機体もあります。
機体  数年前までは自作機やキットを強化した機体が多かったのですが、近年は2M機もシャーレ構造の機体が増えてきています。今上里で活躍している機体は静岡の中村幹夫さん製のダッセル2000をはじめ、チェコ製のラディナ2M、ウクライナ製のミニグラファイトです。特に後の2機は値段も4万円程度でサーボ等もF3B機と違い余り高品質なものでなくて良いのでかなり財布の負担は軽くなっています。
セッティング
& フライト
 タスクAは翼面荷重はF3B機と同じ位で30〜40g/dm2ですが、翼面積が小さく効率が良くないので少々速度をつけてフライトしたほうが失敗は少ないと思います。また、ランディングの時のブレーキの利き方も色々なことで影響を受けるのでよく練習しておくことが必要です。
 速度を争うタスクDの時は、ネガティブキャンバーは使用しないで、オリジナルの翼型を生かすようにしたほうが、失敗は少なくなります。なぜならF3B機のタスクCでは距離が短く(4ラップ)、機体自体の性能が断然優れているので揚力を少なくしても、抵抗の少ない翼型にして速度アップをしますが、2m機ではネガティブを入れると揚力が足りなくなり、遊覧飛行(さらに条件が悪いとゴールできなくなる)になってしまうことが多いのです。その分バラストを搭載し(約50g/dm2)、そのエネルギーで飛びきるようにしたほうが無難です。
練習  やはり練習が必要です。私は約1ヵ月間、F3B機は飛ばさず2m機のみをフライトさせていました(30フライトくらい?)。

2004年 第11回全日本2M大会
優勝(中央):宮川(ラディナ2mV)
2位(右):中村眞一さん(ミニグラファイト)
3位(左):土原さん(ダッセル2M)

2005年 第12回全日本2M大会
優勝(中央):宮川(ミニグラファイト)
2位(左):斎藤さん(ミニグラファイト)
3位(右):青木さん(クレージィレディ)
4位(右外):鳥居さん(OD)
5位(左外):中村眞一さん(ラディナ2mX)

2005/08/31